子どもたちの感性が豊かになるように園内にはたくさんの美術品が飾られています。
その中にあの有名な〝ムンクの叫び〟の絵があります。
年長のクラスで〝ムンクの叫び〟について話し合ったクラスがあります。
話し合いのテーマは【この人は何でこんな顔をしているのだろう??】
子どもたちからは…
「橋から落ちそうでびっくりしている!」
「目の前にこわい人が立っている!」
「近くで誰かが大きい声を出して驚いている!」
など様々な意見がでてきました。
そこで、みんなだったらどんな時にムンクの叫びのような顔になるかを想像して絵を描いてみました。
・Tちゃんの作品
不気味な森が表現されています。
木に顔がついていて、枝も手や足に見えるようににょろにょろしているそうです。
・Sちゃんの作品
色分けされたおばけの絵がポイントです。
赤い血の雨も降っています。
星も黄色と赤の2色で表現されています。
・Tくん作品
ドラゴンを見た時だそうです。
一人一人のムンク風叫びの写真を貼って完成です。
活動の様子が詳しく書かれたポートフォリオ
保育後、担任が絵を描いている時の子どもたちの様子を嬉々として語ってくれました。
先生自身が保育を楽しむことが大切ですね。
友だちの絵を見ていると、叫びの表情をやりたくなりますね!
美術作品はただ美しいから飾っているわけではありません。
大切なのは、そこから刺激を受けて、子どもの心が動き、考え、自分なりの表現をしていくことだと思います。
これこそが、子どもたちの感性が豊かに育まれるポイントではないでしょうか。