宮前幼稚園・宮前おひさまこども園には定期的に他園から園見学に来られます。
先日は園庭や校庭の環境について調べられている園庭校庭連合会という国際団体の幹部の方々が総勢30名ほどいらっしゃいました。
メンバーはアメリカ・イギリス・スウェーデンなど世界各国の方がいらっしゃるそうです。
シーソー式の井戸を試されています。
園庭環境を見学されたあと、園長より園庭に込める思いや、園庭であそびこむ子どもたちの姿をスライドでお伝えしました。
視察に来られた方からは、「AMAIZING!!(素晴らしい!!)」や「これまで300以上の園庭・校庭を見てきたが、ベストの1つです。」など身に余る言葉をいただきました。
これからも子どもたちのための環境を整えていきたいです。
○国際交流
宮前では、数年前より週2回・午前中にPaolo先生に来ていただいていますが、子どもたちに英語が話せるようになることを目的とはしていません。
園としての願いは、とても気さくで優しいPaolo先生と一緒にあそぶことでPaolo先生を大好きになり、国籍・人種に関係なく人への信頼感を抱いて欲しいということです。
そして、この信頼感が小学校以上から始まる英語学習への意欲に繋がることを信じています。
幼児期には言葉の習得よりも、国籍・人種に関係なく人を信頼し、好きになる力の方が大切だと考えています。
本日のPaolo先生と年中児
とても良い笑顔です。
Paolo先生との日々のかかわりがあるからでしょうか。
海外からの視察の方とコミュニケーションをとり、ともにあそぶ姿がたくさん見られました。
全身を使ってコミュニケーション
縄跳びを跳ぶために、縄を回してくれています。
なんと年長児が視察団の方達の記念写真の撮影を担当していました。
どのようなやりとりがあったかはわかりませんが、言葉は通じなくともしっかりとコミュニケーションを取れていたのだと思います。
児童精神科医の故・佐々木正美先生(先日の保護者会で園長より紹介があった先生)がある講演会で、どんな子どもに育って欲しいかという問いに対して、「人間関係に喜びを感じられる子ども」と答えられていました。
宮前でも幼児期に多様な人とのかかわりを通して、人への信頼感を築き〝人間関係に喜びを感じられる子ども〟に育ってほしいと願っています。