魚獲り

本日の舞台はMiyamaegardenの小川

年中の男の子たちが夢中になって〝魚獲り〟をしています。

漁の方法は・・・
塩ビ管を使います

Hくんの覗く先には

小さな魚(葉っぱ)がいました。

橋の上から覗いたり

手を突っ込んで捕獲したり

仕掛けを作ってひたすら待ったり

漁の方法もさまざまです。

Kくんが集中して縄の上に何かを置いているので近づくと・・・


縄の上で天日干しにして《干物》を作っていました。

Rくんは捕まえた魚を逃さないように、おたまを使って移動中。

獲った魚はすぐにフライパンの中に入れられて、美味しい漁師飯になります。

「たくさん捕まえたよ!」

見せてもらうと・・・


大漁でした!

《魚獲りを通しての育ち》
写真を見ながら担任と振り返ってみました。

〈あそびの始まり〉
1月、小川に氷が張っていて、氷集めから次第に魚獲りに変化していったとのことでした。

その頃から、誰かがあそび始めると自然と友だちが集まってきて魚獲りが始まるそうです。今までは手掴みだったのが、今日は塩ビ管を使って捕獲していました。

長い塩ビ管を持って、魚獲りポイントを探しています。

〈育ち〉
・同じイメージを共有しながらあそんでいる
→「こっちに魚がいるぞ!」と友だちと伝え合っている

・友だちの刺激を受けながら、あそびが発展している
→一人が塩ビ管を使ったことがきっかけとなり、全員が塩ビ管を使った方法で獲っていた

・道具の使い方を工夫している
→塩ビ管を覗いて水中を見る
おたまも合わせて使い、水がこぼれないように移動している。など

・どうすれば面白いかを考え、役割を担っている
→魚を獲るだけではなく、魚を流す子、漁師飯を作る子、さまざまな役割が生まれていた


あそびは学び
夢中になって遊び込む
その中での体験を通して、学んでいきます。

研修メモより
T大学実習協議会講演
・5年後、10年後、予測できない社会を生きる子どもたちの未来

少子高齢化・外国人の来日、AI等科学技術の進歩、等々

これからは未知の課題に向き合い、切り開く力が必要

小学校以降の教育は、受け身ではなく、議論や体験学習を通じて、子どもたちに自ら学ぶ方法を教えることが重要(アクティブラーニング)

そうした、「主体的・対話的で深い学び」は、乳幼児期後半のあそびを中心とした主体的な学びを経験しているかいないかで大きな差となる。

主体的・意欲的にあそぶことで新しい世界を切り開いていく面白さを感じてほしいです。