かるた・よみ札づくり

年長児のRちゃんとKちゃん。
自分たちのことが書かれているポートフォリオをじっくりと見ていました。

その内容がこちら↓

かるたで遊んでいたら、
よみ札が足りなかったため、自分たちで考えて作ったというものでした。

2人でアイディアを出し合って、

よみ札

さて、皆さんはどんな文章を考えられますか?

 

・こおているよ さむそうだ


わからない文字はひらがな表で確認しながら。

 

・ちっちゃいりすさんのぼてる

よみ札がないというハプニングも、自分たちで工夫して楽しみに変えてしまう力。すごいですね。


面白い文章を考えて、笑い合う

保育後、担任と【かるた・よみ札づくり】を通しての、子どもたちの学びは何か考えてみました。

  • よみ札がないというハプニングに遭遇。
    →無い札を抜かすか / 作ってみるかという選択肢になり、作るを選択したこと
    困難に立ち向かい、乗り越えようとする力
  • 工夫すれば面白くなるという成功体験
  • 正解がないものを、友だちとアイディアを出し合う経験。
  • 思ったことを自由に伝えある関係性の育ち。
  • あるものを読むより、断然難しい。だからこその面白さを感じている。
  • 子どもたちは、単語だけではつまらないようだった。
    →自分の持っている語彙を使って面白い文章を考える。
    友だちのことばが刺激となり、語彙や文章力として学んでいく。

ひらがな練習帳などで、文字を習うだけではできないあそびです。

幼稚園では文字を書けることを目的にするのではなく、自分で考えること、友だちと思いを出し、〝ことば〟として伝え合うことを大切にしていきたいです。

幼児期の多様な経験、絵本や物語を通しての良質な言葉に触れる機会が、子どもたちの〝ことば〟を豊かにしていきます。